ITScore

IT組織のパフォーマンスを高め、企業目標の達成をサポート

ITScoreが提供するインタラクティブな成熟度評価は、CIOとITリーダーが、「ITサービスのプロバイダーとしてのIT部門」および「情報テクノロジの利用者としての企業」について、その成熟度を評価できるよう支援するものです。

ITScoreは、他社のIT成熟度評価とは異なり、企業の文化、行動、リーダーシップ能力という観点から、組織の能力を測定します。それらは、IT部門の有効性と真のビジネス価値に大きな影響を与える要素です。

ITScoreの活用法

ITScoreの結果は、機能/役割の分野にとどまらない包括的な視点を通じて、診断を下し、意味のあるアクションを推奨するきめ細やかで包括的な評価を提供します。ITScoreは以下の重要な点において、他社の成熟度モデルと異なります。

  • ITリーダーシップの有効性を検証し、企業の行動、認識、期待を取り入れるだけでなく、IT部門の機能がどのように統合され、統合後の機能が企業の優位性にどのように活用されているかをテストします。
  • ITScoreは結果志向です。通常の成熟度モデルは特定プロセスの有無とその実施の一貫性の度合いといった属性に焦点を当てていますが、その属性の良し悪しや、望ましい結果にどのように貢献するかについては多くを語りません。しかし、ITScoreは属性だけでなく貢献度と結果にも焦点を当てています。
  • ITScoreは実践的です。実際の成熟度は、直線的でも一方向でもありません。重要なプロセスや特性を完璧に近い状態にすることは、実際にはマイナスの影響をもたらす可能性があります。ITScoreでは、この点も考慮されています。
  • ガートナーは、お客様の現在の段階や発展するための要件だけでなく、ビジネスの現状を踏まえて、成熟度モデルのどこに位置しているべきかを把握する上で役立つ補足リサーチも提供します。他社の成熟度モデルにはこのような機能はないため、企業は成熟度が高いということは単純に「優れている」という意味だと結論付けてしまうことになります。

 

ITScoreの仕組み

ITScoreは、2つの基本コンポーネントに基づいています。1つは組織とリーダーシップに関する質問を網羅したエグゼクティブ・ビュー、もう1つは機能分野を掘り下げて考察するITリーダー向けのロール・レベル・ビューです。

  • エグゼクティブ・ビューのサーベイの目的は、お客様がビジネス成果の向上にITをどの程度活用できているかを把握することにあります。また、管理とリーダーシップの観点からIT部門を評価します。
  • ロール・ビューのサーベイでは、IT部門の十数種類の役割/分野を評価することが可能であるため、IT部門の中核機能の開発と活用におけるITリーダーの有効性を測定できます。

特定の機能領域についての知見、あるいはより包括的なエグゼクティブ・レベルの広い視野を得るために、利用可能なサーベイに1つもしくはすべて記入していただきます。記入いただく領域が多いほど、企業レベルの結果は有意義なものとなり、実践しやすい推奨事項が提示されます。

変化を追跡する目的で、サーベイを複数回行うことが可能です。このツールは、変化が成熟度に与える潜在的な影響を理解する上で役立つ「what-if」シナリオもサポートしています。

成熟度評価の作成時には、ほかのお客様と結果を比較するピア・ベンチマーク・データを選択することもできます。レポートを作成すれば、結果、ピア・ベンチマーク、推奨事項を簡単に確認できます。

 

ITScoreは、以下のことを支援します。

  • 目標達成を可能にする組織の機能について洞察を深め、どこに注力するべきかを判断すること
  • IT部門全体の成熟度を評価し、組織全体でベスト・プラクティスを活用すること
  • 機能横断的コミュニケーション、コラボレーション、計画策定のための客観的根拠を提供すること